質問)　小学校の先生の場合は女性の先生が多いのですが、これは子どもの自己形成にあまりためにならないのではありませんか。

答え)　講師、先生、教師など誰かに何かを教える職業軍があります。

この場合、男女構成が片方に偏ると、知識の伝達は同じでも、教えられる側の人につくられる思考基準に多少の差はあります。

女性の先生が多いと、思考基準が感情的になりやすく、

男性の先生が多いと、思考基準は気分と事実中心になりやすいです。

例えば、修理などを行う職業軍は男性が多くならざるを得ません。

それぞれの職業の特徴によって男女構成に差があるのは仕方がないことです。

何か問題点を把握するときは、職能というものがありますが、職能別に男女の構成について考える必要があります。

男女の構成も重要ですが、同じ集団での人々が追求する価値の構成も多様化される必要があります。これが組織文化です。

例えば組織が価値を追求するのか、意味を追求するのかによっても大きな違いがあります。

組織が特定の価値を追求する文化なら、価値を追求する男に適しています。

女の人は意味と価値を双方とも追求しますが、

もし組織文化が価値を重要視すると、意味に問題が起こった場合は、その意味は組織からは排除されることになります。

価値を追求する文化では意味は重要ではないからです。

もし組織文化が意味を重要視する文化なら、

社員の福祉などのように感情的な側面を重要に考えます。

組織文化が何を追求するのかによっても男女の構成が変わってきます。