青年たちのが自己実現をはじめることもできない状態で経験する葛藤は、

人間関係の中から生まれる葛藤ではなく、

自分一人での葛藤です。

自己形成に問題が発生したのであって、

社会問題で生まれた葛藤ではありません。

このような青年たちが多くなっているので、社会問題のように映っているだけです。

このような青年たちはもう少し保護を受けながら試行錯誤を経験して自分ならではの自己を形成して、

社会に進出できるように助けてあげる必要があります。

このように自己実現をはじめることもできない状態で感じる青年たちの葛藤は、

自己形成からはじめることが青年たちの葛藤のヒーリング法です。

青年たちが経験するもう一つの葛藤は、

自己実現を始めたあとで経験する葛藤です。

自己実現をはじめるということは、自分の意味と価値を追求していくことですが、

この過程で発生する葛藤は主に女に発生します。

男の心は、意味は追求せずに価値だけを追求するようにはたらくので、

未来の希望さえあればそれに向かって価値を追求していくことができます。

反面、女の場合は意味も価値も両方とも追求するために、

自分の基準に反するものを流入されると葛藤が生まれて心に傷ができます。

女は葛藤を経験すると、それがそのまま傷として残りますが、

その傷を治療しようとして、関心と慰めを求めるようになります。

それで青年期の女の人は、家庭でも社会でも、

人間関係においてはとても積極的で活動的です。

葛藤と傷が多くなっているからです。