質問）自己形成期の子どもたちがバイトをするのは試行錯誤の一つですか？

答え）自己形成期には思考錯誤の一つです。しかし青年のバイトは性質が異なります。青年期にするバイトは自己実現です。

例えば大学生がお小遣いが必要でバイトをしたり、生活費のためにバイトをしたりするのは、問題ありませんが、

大学を卒業して就職をせずに職業としてバイトをする人は、のちに就職することが難しくなります。

バイトに慣れてもし就職できたとしてもそれに適応できない可能性がとても大きいです。

非正規雇用のときに10万円を稼いで、正規雇用で8万円稼ぐとすれば、

非正規雇用で働くことを好み、そのように働き続けると、それに慣れてしまいます。

非正規雇用は、自分が与えられたことをするだけで良いのですが、

正規雇用の場合は、その組織の文化に吸収されて、その中で調和と秩序を守らなければならないからです。

そのために非正規雇用で長年働いた人の場合は、正規雇用のマインドが形成されていないために、正社員として働くときに大変さを感じるケースがしばしばあります。